2008年12月07日
第3回京北納豆フォーラム開催しました!
午後1時から無事フォーラムを開始しました。幹事Tは、初参加で、
司会の大役。。。ド緊張しましたが。。。
参加者の数は、およそ30人程度、こじんまりとしたものです。
これでいい、と思いました。正直に言って、無理のない、率直な
数字だと思いました。でも、この小さな町での活動に、そして
この小さな町の行く末にきちんと興味を持って集まってきてくれた、
そういう人たちの数なのです。3人寄れば文殊の知恵といいますが、
それが30人も!素晴らしいことだと思います。かくいう、私の
司会も無事なんとか務まったようですが(笑)。
さて、フォーラムの内容ですが、景井先生の話から始まり、森口
加工食品の福三田社長さんの話しへと続きました。景井先生
からは、京北プロジェクトの意義についてのお話、そして、福三田
社長からは京北がやはり納豆の発祥の地であるとのお話が
ありました。
このお二人の講演に続いたのが、学生さんたちの発表でした。
納豆作りについて、そして、今年7月の京北フェスタで行った
アンケートに結果ついての発表。正直、集計から発表内容の
練り上げまでバタバタ続きでしたが、よく発表までこぎつけました。
褒めてあげたいと思います。
続いては、先ほど講演されたお二人に、山口さきがけセンターの
社長の高林さん、そして、NPO法人フロンティア協会会長である
徳丸さんを交えての、4人によるパネルディスカッション。「京北を
納豆の里に」するには?をめぐって議論しました。高林さんによる
山国さきがけセンターでの取り組み紹介などの後、納豆による
地域振興の展望について、大学の関わり方、企業の関わり方、
NPOの関わり方、そして地元の関わり方などについて、意見が
やり取りされました。
福三田社長からの納豆製造をとりまく厳しい現状認識をふまえて
納豆をつくるだけではいずれは地域振興は行き詰る!とのシビアな
意見も飛び出し、議論は真摯なものとなりました。地元の人たち、
企業、NPO、大学の連携で、いかに地域を活性化するかということ
とともに、納豆の付加価値を高めていけるのか、大きな課題です。
幹事Tの私見ですが、納豆の付加価値を高めるためには、単に
生産者と消費者とのつながりを広げたり、深めるだけではなく、
この両者の間に「地域性」というか、「地域の文化」を媒介させて
こそ、両者の関係はより広がりを持ちつつ、より地域に根ざした
非常に豊かなものになるのではないかと直観しました。それは、
地域ぐるみで、納豆および納豆もちを、京北の「ソウルフード」
として食文化的に盛り上げていくということになろうかと思います。
また、新しい食べ方をいかに考えていくかも、納豆および納豆
もちの付加価値を高めることにつながると思われました。
個人的に印象に残ったのは、パネルディスカッションのときに
フロアから、「わが家の納豆づくり」を丁寧に、心をこめて話して
くださった年配の女性の方のことがとても印象に残っています。
あんなふうに情熱と愛情をこめて話せるのはとても素晴らしい
ことと思いました。
納豆と納豆もちが、本当に「京北のソウル・フード」、あのお母さん
(とそのご一家)にとってはかけがえのない「ソウル・フード」なのだ
と、改めて実感しました。
納豆もそうですし、昨日の話題であった林家もそうなのですが、
京北ということで大きく括ることができるのだけれど、実は、その
括りの中でもちょっとずつ違う集落の文化、家庭の文化があり、
そうした文化が社会や自然の大きな変化の流れの中で消えて
いきつつある、という現実、このことがとてももの悲しく、残念に
思われます。京北プロジェクトで私たちも、集落も、お互いに
もっともっと元気になれればと思います。
そんなこんなで午後3時半すぎに無事終了しました。関係者の
方々、おいでいただいた地元の皆さん、ありがとうございました。
また来年度も、より活動を広げていき、フォーラムでその成果を
報告し、それをもとに大いに議論をしたいと思います。
スタッフ総出で後片付けをし、大学へ戻りました。午後5時に帰着。
荷物の運搬を済ませて、散会となりました。
次週は、栃の木フォーラムです。今度はどんな話が飛び出すか、
楽しみです。
司会の大役。。。ド緊張しましたが。。。
参加者の数は、およそ30人程度、こじんまりとしたものです。
これでいい、と思いました。正直に言って、無理のない、率直な
数字だと思いました。でも、この小さな町での活動に、そして
この小さな町の行く末にきちんと興味を持って集まってきてくれた、
そういう人たちの数なのです。3人寄れば文殊の知恵といいますが、
それが30人も!素晴らしいことだと思います。かくいう、私の
司会も無事なんとか務まったようですが(笑)。
さて、フォーラムの内容ですが、景井先生の話から始まり、森口
加工食品の福三田社長さんの話しへと続きました。景井先生
からは、京北プロジェクトの意義についてのお話、そして、福三田
社長からは京北がやはり納豆の発祥の地であるとのお話が
ありました。
このお二人の講演に続いたのが、学生さんたちの発表でした。
納豆作りについて、そして、今年7月の京北フェスタで行った
アンケートに結果ついての発表。正直、集計から発表内容の
練り上げまでバタバタ続きでしたが、よく発表までこぎつけました。
褒めてあげたいと思います。
続いては、先ほど講演されたお二人に、山口さきがけセンターの
社長の高林さん、そして、NPO法人フロンティア協会会長である
徳丸さんを交えての、4人によるパネルディスカッション。「京北を
納豆の里に」するには?をめぐって議論しました。高林さんによる
山国さきがけセンターでの取り組み紹介などの後、納豆による
地域振興の展望について、大学の関わり方、企業の関わり方、
NPOの関わり方、そして地元の関わり方などについて、意見が
やり取りされました。
福三田社長からの納豆製造をとりまく厳しい現状認識をふまえて
納豆をつくるだけではいずれは地域振興は行き詰る!とのシビアな
意見も飛び出し、議論は真摯なものとなりました。地元の人たち、
企業、NPO、大学の連携で、いかに地域を活性化するかということ
とともに、納豆の付加価値を高めていけるのか、大きな課題です。
幹事Tの私見ですが、納豆の付加価値を高めるためには、単に
生産者と消費者とのつながりを広げたり、深めるだけではなく、
この両者の間に「地域性」というか、「地域の文化」を媒介させて
こそ、両者の関係はより広がりを持ちつつ、より地域に根ざした
非常に豊かなものになるのではないかと直観しました。それは、
地域ぐるみで、納豆および納豆もちを、京北の「ソウルフード」
として食文化的に盛り上げていくということになろうかと思います。
また、新しい食べ方をいかに考えていくかも、納豆および納豆
もちの付加価値を高めることにつながると思われました。
個人的に印象に残ったのは、パネルディスカッションのときに
フロアから、「わが家の納豆づくり」を丁寧に、心をこめて話して
くださった年配の女性の方のことがとても印象に残っています。
あんなふうに情熱と愛情をこめて話せるのはとても素晴らしい
ことと思いました。
納豆と納豆もちが、本当に「京北のソウル・フード」、あのお母さん
(とそのご一家)にとってはかけがえのない「ソウル・フード」なのだ
と、改めて実感しました。
納豆もそうですし、昨日の話題であった林家もそうなのですが、
京北ということで大きく括ることができるのだけれど、実は、その
括りの中でもちょっとずつ違う集落の文化、家庭の文化があり、
そうした文化が社会や自然の大きな変化の流れの中で消えて
いきつつある、という現実、このことがとてももの悲しく、残念に
思われます。京北プロジェクトで私たちも、集落も、お互いに
もっともっと元気になれればと思います。
そんなこんなで午後3時半すぎに無事終了しました。関係者の
方々、おいでいただいた地元の皆さん、ありがとうございました。
また来年度も、より活動を広げていき、フォーラムでその成果を
報告し、それをもとに大いに議論をしたいと思います。
スタッフ総出で後片付けをし、大学へ戻りました。午後5時に帰着。
荷物の運搬を済ませて、散会となりました。
次週は、栃の木フォーラムです。今度はどんな話が飛び出すか、
楽しみです。
Posted by 京北プロジェクト幹事T at 23:38│Comments(0)
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