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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年02月21日

京北プロジェクト関連記事の追加!

2008年2月20日付けの京都新聞に、このたびの学部と
NPOフロンティア協会の協定調印の記事が掲載されて
いました。ブログの「お気に入り」に追加してあります。

 見出し 「京北地域、森林再生で活性化へ 
       立命大とNPOが協定、古道整備も」
 アドレス http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008022000143&genre=G1&area=K1H
   

Posted by 京北プロジェクト幹事T at 23:30Comments(0)京北プロジェクトとは

2008年02月21日

産業社会学部とNPO法人フロンティア協会との包括協定締結

(以下、立命館大学の広報の「ヘッドライン・ニュース」の2月21日付の
 HPより引用・加工 http://www.ritsumei.jp/press/detail_j/topics/875

■立命館大学産業社会学部と特定非営利活動法人フロンティア協会
 との包括協定締結について

 このたび、立命館大学産業社会学部と特定非営利活動法人フロンティア
協会(以下フロンティア協会)は、京都市右京区京北(旧京北町)における
地域振興の取り組みの活性化と、その活動を通したアクティブな学びの場の
創造(京北プロジェクト)を目的として包括協定を締結いたします。
 産業社会学部では、この協定締結を契機に、社会と連携し、地域に貢献
する実践を基軸とした学びのフィールドを創造し、「学びのコミュニティの形成」・
「サービス・ラーニングの高度化」を推進することで、「確かな学力の上に、
豊かな個性を花開かせ、正義と倫理をもった地球市民として活躍できる
人間の育成」(立命館憲章)に努めて参ります。


【内容目次】

1. 協定締結までの経緯
 (1)フロンティア協会との関係
 (2)2007年度産業社会学部教学改革の実施
 (3)京北プロジェクトについて
2.包括協定締結の意義
 (1)「学びのコミュニティの形成」と「サービス・ラーニング」の高度化
 (2)産業社会学部教学の高度化・充実化
 (3)プロジェクトの発展可能性の担保
 (4)京北プロジェクトの高度化を通した旧京北地域の活性化
3. 包括協定に基づく具体的な実践内容
 (1)立命館大学産業社会学部(景井充准教授・高嶋正晴准教授)
 (2)フロンティア協会(京北活動推進室・徳丸國廣代表が中心)
 (3)活動の成果について


【以下、詳細】
 
1. 協定締結までの経緯
(1)フロンティア協会との関係
 産業社会学部とフロンティア協会との間での本格的な教学的関わりは、
深井純一産業社会学部教授(現名誉教授)のゼミナールが小澤亘
産業社会学部教授の仲介で旧京北町を学びのフィールドとしたことに
始まります。これまで、活動に関わる教員スタッフ・院生数も増え、
フロンティア協会との共同作業の機会も増えるなど、体制的な面での
堅実な成長を図って参りました。
 フロンティア協会の教育力の高さと、京北をフィールドとする地域貢献活動の
意義については、フォーラムの開催や深井ゼミ学生論文の学部長表彰
制度における最優秀賞の受賞など、一定の実績を積み重ねてきており、また、
フロンティア協会を受け入れ先とするインターンシップも行われております。
 2006年度の蓄積、2007年度の取り組みの経験と実績を踏まえ、産業
社会学部とフロンティア協会との教学的連携の意義を確信し、このたびの
両者間での包括協定の締結となりました。

(2)2007年度産業社会学部教学改革の実施
 2007年度に産業社会学部では、「現代社会」の本質を捉え、社会の
新たな未来像を構築できる人材の育成をめざし、子ども社会専攻と
スポーツ社会専攻を新設した、現代社会学科による1学科5専攻体制に
再編しました。その改革における教学の高度化の柱として、①ダブルメジャー
制度の創設と、それにもとづいた各専攻の枠組を越えて柔軟に学ぶ「クロス
オーバー・ラーニング」と、そして②実践中心の学びを通じて現代の本質に
迫る「アクティヴ・ラーニング」を据えています。

(3)京北プロジェクトについて
 京北プロジェクトはフロンティア協会との教学的提携を通じて、現在
さまざまな社会的諸問題に直面している旧京北町を実践的な課題発見・
問題解決的な学びのフィールドとし、産業社会学部が掲げる「クロスオーバー・
ラーニング」と「アクティヴ・ラーニング」という学びのスタイルを実践する
ものです。
 立命館大学産業社会学部と、荒廃する農山村や市街地において地域に
根ざした文化的・歴史的資源を活用しつつ持続可能な地域力モデルを
提起するNPO法人フロンティア協会が協力し、次世代を担う学生たちが
NPOや地域社会の観点や手法から「社会形成力」を立体的に学び取り、
それを実践的に地域の持続と活性化のために発揮する場を設けることで、
地域社会の振興と次代の担い手の育成という二つの目標を同時に達成
しようしています。

2.包括協定締結の意義
(1)「学びのコミュニティの形成」と「サービス・ラーニング」の高度化
立命館大学では、社会や地域と連携した学びのフィールド「学びのコミュ
ニティ」を形成し、社会や地域の解決するべき課題をニーズとして顕在化させ、
サービスとして編み上げ、人材育成と学習課題を結びつける教育方法として
「サービス・ラーニング」を展開して参りました。こうした教育は、学習者に
視点を置き、講義などで得た知識としての学習成果を社会的現実において
検証し、それを生きた知識へと転換させる取り組みであり、立命館大学が
推進する「学習者が中心となる教育」の典型として機能すると位置づけて
おります。
 この度のフロンティア協会との包括協定締結は、まさに旧京北町という
地域を学びのフィールドとして、地域や社会の課題解決に向けて活動する
過程で、生きた知識を学ぶという「サービス・ラーニング」の高度な形での
実現といえます。

(2)産業社会学部教学の高度化・充実化
 立命館大学産業社会学部では、学部教学の柱として「クロスオーバー・ラー
ニング」と「アクティヴ・ラーニング」を提唱しております。フロンティア協会との
包括協定を取り結び、新たな教学のフィールドを本格的に構築することに
よって、京北プロジェクトへの参加を正課教学に組み込み、「クロスオーバー・
ラーニング」、「アクティヴ・ラーニング」の実現を通して学部教学の高度化・
充実化を一層推進いたします。

(3)プロジェクトの発展可能性の担保
 個々のプロジェクトのそれぞれでインターンシップ受け入れの協定などを結ぶ
のではなく、産業社会学部とフロンティア協会との包括協定という形をとるのは、
複数のプロジェクトの間で人的にもテーマ的にも関連性が強いためであり、
新たなプロジェクトが立ち上がる可能性が常にあり、さらには、これらの
プロジェクトの中から、あるいはそれに刺激を受けて、学生自らが新たな
プロジェクトを立ち上げ別のテーマに取り組む可能性を担保するためです。
プロジェクト自体の発展の可能性を担保するとともに、学生自らの発意で
新たなプロジェクトが立ち上がり、産業社会学部とフロンティア協会との
連携に乗せて発展させていく可能性を担保するために、この度の包括協定の
提起となりました。
 包括協定という形をとることにより、地域社会というまさにさまざまな社会的
問題がクロスオーバーしている社会空間で、それ自体に成長の可能性を秘めた
アクティブな学びの場を設営し、地域社会への寄与を可能とすることができると
考えております。

(4)京北プロジェクトの高度化を通した旧京北地域の活性化
 現在様々に困難な社会的状況を抱えてはいるものの、これまで京北の
地域社会に長い歴史を紡がせ現在まで存続させてきた旧京北地域の社会
的な「自生力」・「生成力」とその成果・蓄積を学び、フロンティア協会の実践
的なノウハウと学部での学びから得た知的資源とを結合させることによって、
地域的・歴史的・産業的な特色を生かしたかたちでの社会的持続可能性を
探り、旧京北地域の活性化につなげたいと考えております。


3. 包括協定に基づく具体的な実践内容
(1)立命館大学産業社会学部(景井充准教授・高嶋正晴准教授)
 ①2008年度産業社会学部「企画研究」による学生の受け入れ
 ②模擬NPO活動や模擬社会起業を学生と組織し、機動的なプロジェクト
  活動を展開
 ③医療問題や高齢化問題などトピックに即して産業社会学部教員が
  参加する体制の構築
 ④ゼミを母体とした地域研究と地域振興の取り組みの深化と、地域社会の
  諸問題への多元的なアプローチ

(2)フロンティア協会(京北活動推進室・徳丸國廣代表が中心)
 ①活動舞台の構築
  ・地域の関係者との連絡・調整
  ・大豆栽培のための農地の確保
  ・植林活動のための植林地の確保
  ・活動拠点となる公民館の確保
  ・地元農家・林家による指導体制の確保
  ・食文化研究者・城郭研究者・納豆製造業者などとの協力体制の構築・
   発展など
 ②社会的ネットワークの構築
  ・関連諸分野の専門家をレクチャーの講師として招くなど

(3)活動の成果について
 活動の成果については、活動報告会やフォーラムの開催を継続して
プロジェクトの成果を広く地元に還元するとともに、新聞などのメディアを
通じて広く発信活動を展開していくこととします。また、印刷物や映像資料
として成果を蓄積し、地域・フロンティア協会・産業社会学部の三者での
共有財産としていくことといたします。
   

Posted by 京北プロジェクト幹事T at 17:30Comments(0)京北プロジェクトとは