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Posted by 京つう運営事務局 at

2008年02月21日

「京北プロジェクト」の具体的内容について

(以下、http://www.ritsumei.ac.jp/mng/gl/koho/headline/info/
 2008/02/press080221-2.pdfより転載、なお、産業社会学部とNPO
 フロンティア協会との包括協定の詳細については、以下のHPを参考
 http://www.ritsumei.jp/press/detail_j/topics/875

NPO法人フロンティア協会は、京北地域を中心に地域振興活動を
精力的に展開しており、現在以下のような事業を展開しています。
( 以下①~⑤は京北地域、⑥⑦は向日市)。


①「藁つと納豆プロジェクト」

日本における納豆発祥の地であることが歴史資料から見てほぼ確実
であるという推定に基づいて、その歴史的資産を再生させるプロジェクトです。
古老たちの指導の下で伝統的な大豆栽培と納豆製造の全工程を経験する
ことにより、学生たちは地域社会と深く関わり、伝統食文化の保存・継承に
寄与し、あるいはまた食の安全について考え、また“農”を具体的に経験して、
中山間地域独特の状況や京北地域の社会的「自生力」の質についての
理解を獲得していきます。


②「栃の木プロジェクト」

桂川の水源地域にトチの木を数百本単位で植林し、水源地域の森を再生
させるとともに、トチの実を産品とすることで経済的にも存立可能な落葉
広葉樹林を誕生させ、これを将来にわたって地域の資産としようとする
プロジェクトです。水を中心において、広く水源地域の森林から都市までを
展望する視野を獲得する機会といたします。また、93%の面積を森林が
占める旧京北町では、森林のあり方が地域社会の命運を左右すると
いえます。地域社会の持続可能性を森林という観点から検討する機会と
なります。


③古城の保存活動

宇津城および嶽山城は下宇津地区にある古城で、戦国時代のもので
ありますが、その保存活動(保存会)を立ち上げ、また地区内にあるオート
キャンプ場と連動させてトレッキングコースとするなど、地域の観光資源
としても活用し地域の活性化に繋げようとするプロジェクトです。現在調査
活動を行っているところでありますが、地域の歴史的資産として意義が
あるだけでなく、地域の歴史そのものへの理解を深めていく入り口とも
なる重要な歴史的資料でもあります。


④安倍の貞任伝説の解明活動

下宇津には安倍貞任にまつわる伝説(源頼朝の奥州追討の際、厨川の
戦いで戦死した貞任の遺体を、陰陽師の言に従ってバラバラにし別々の
峠に埋めたという)が残り、峠の名称(貞任峠)にもなっています。上記の
古城とも関わるが、かつて生活の道として使われていた峠の古道を整備
してトレッキングコースとし、すでにあるオートキャンプ場と合体させて地域
振興の資源とするプロジェクトです。


⑤地域の暮らし、働くことの学びプロジェクト

地域活動への参加を通じて、地域社会とのより緊密な信頼関係を構築
することをめざします。2007 年度は、京北で開催された催しにおいて
「カブトムシドーム」の製作から撤去までに参加し、社会的ネットワーク
構築の端緒を得ました。今後、より一層京北の地域活動との関わりを深め、
産業社会学部ならではの実践的教学としての地域振興活動の礎として
いきたいと考えております。


⑥鎮守の森再生活動プロジェクト

痛みの激しかった向日神社とその鎮守の森の整備保存活動です。祭 りの
創出と桜の苑の復元を目的に活動を続け、茂山一門による創作狂言の
上演や、造幣局、近江舞子・樫原神宮などに送られていた桜の復元を通じて、
地域コミュニティーの成熟の中心として機能しています。


⑦竹林整備活動プロジェクト

向日市に拠点を置き、行政および竹林組合と協働で、竹林整備による循環型
環境・景観保全を目指して活動しているプロジェクトで、すでに 15 年の活動
実績があります。嵐山花灯路など地元の行事だけでなく全国各地に竹と
ノウハウを提供しています。竹 の循環サイクルの構築を目指して、竹炭・
バイオ燃料・竹笹茶などへの活用、また農地への転用などを検討中です。
    

Posted by 京北プロジェクト幹事T at 23:00Comments(0)具体的プログラムについて